キャミソウルブラザーズ (DD1第 1 位)
記念すべき第1回目のDDAが始まった瞬間、この街に旋風が巻き起こった。
トップバッターはキャミソウルブラザーズ。彼らのダンスに、会場は抱腹絶倒の爆笑の渦に巻き込まれたのだ。
今年の夏、全国に旋風を巻き起こしたのは金足農業高校野球部だが、ここ大仙市ではキャミソウルブラザーズの旋風が始まろうとしている。
それほど、彼らの登場は衝撃的だった。
キャミソール姿のおっさん二人組が、音楽に合わせて踊る。
言葉はなく、体の動きだけで表現。
踊るといっても、ふざけてたりキモかったりするアクションを交えながら、笑えるダンスをする。
ちゃんと一曲の中でオチが付いているので、観客はまるで1本のショートコントを観ているようでもある。
そして注目すべきはファンキーでソウルフルなBGM。
「おもしろい」「笑える」というのが彼ら最大の魅力だが、
それを支えるのはキャミソウルの”ソウル(魂)”の部分。
そう、BGMには往年のソウルの名曲が選曲されているのだ。
ここが彼らの魂であり、観客の心を奪うポイントだと思う。
心地いいリズムに乗りながら、フザケたおっさんのキモいダンスに腹を抱えて笑う。
こりゃ、気持ちいいわ。最高だ。
不思議と「明日もがんばろう」「泣いてなんかいられない」などと前向きな気持ちになっていることに気付く。
やられた。なんだろう、このキャミソウルマジックは。悔しいけど、元気になれちゃうのだ。
ぜひ皆さんにもDD FINALの会場で彼らのソウルを感じてほしいし、
願わくばグランプリに輝いてメディアに露出し、秋田にキャミソウルブラザーズあり!という誇れる存在になってほしい。
キャミソウルブラザーズの巻き起こした小さな旋風が、巨大な嵐となって、
この街を、秋田を、縦横無尽にファンキーに、掻き回してほしいなと思う。
★なんおん桜田部長(FMはなびDJ)
FMはなび毎週土曜夜(21:00〜21:30)「僕たち軟式音楽部(なんおん)」担当。
旅を趣味とし全国の主要フェスを巡る。DD AKITAではデザイナーとしても活躍。